膝に水がたまる症状の原因は現在医学的に完全に解明されているわけではありません。
しかし、統計的データからある程度の法則性については既に確認されており、その治療方法も確立しつつあります。
まず、膝の内部に溜まっている水の正体は、医学的な正式名称では
●関節液
と呼ばれる液体の事を指しております。
膝がぽっこりふくれてしまった場合、この関節液が大量に膝の関節に発生している事になります。
この「関節液」とは関節を包んでいる膜(関節腔)の内部に存在している液体で、主に
●関節の動きをスムーズにする潤滑油のような働き
●骨の先端の軟骨部分に栄養を与える働き
をもっております。
関節のスムーズな動きのための潤滑油のような役割をしています。
この関節液は通常時では
●約0.5cc
の量となっておりますが、何らかの原因でこの関節液が大量に発生する事によって膝に水がたまる症状が発症する事になるのです。
膝に水がたまる原因は現在、完全に解明されている訳ではありません。
しかし、様々な症状の傾向から、その原因として考えるものを大きく3つに大別する事ができます。
この3つの原因とは
●関節内の炎症によるもの
●半月版組織や軟骨部分の損傷、離脱
●細菌感染
の3つです。
この他にも、水が溜まる原因は幾つも考えられますが、大別すると全てこの3つの原因が何らかの要素で起因しております。