膝の水を抜くと癖になるのではないか?
という話をよく聞きますが、膝に溜まった水は
●痛みが強い
●膝が曲がりにくい
などの症状が強い場合は、一度抜いてあげる事が大切です。
そもそも関節液が大量に発生している症状になっている時点で、
●関節に何らかの障害が発生している
のは間違いありません。
この関節液は関節液内に何らかの成分が発生する事から大量に分泌されるので、このような状態の場合は
●本来の潤滑液としての成分
から、別の成分に変化しているのが通常です。
⇒膝の水を抜くべきか?
膝に水が溜まる症状を発症している場合、その関節内の関節液の成分から病名を判別する事が可能です。
膝に水が溜まる症状を発症する最も可能性の高い障害は
●変形性膝関節症
●関節リウマチ
の2つです。
この他にも、半月板の剥離による、関節液内への異物の進入による炎症や尿酸の数値が異常に高まる
●痛風
なども原因となっているケースが多々あります。
その為、関節液内の成分分析を行い障害の発症原因である病名を探る事が「膝に水が溜まる症状」についての根本 的な治療の第1歩となります。
⇒膝の障害の可能性について
膝に水がたまり、関節の運動制限などが発生している場合は、一時的に
●関節内の水を取り除く
●炎症を抑える為の関節ない注射を打つ
などの処置を行う事が有効な処置となります。
但し、ここで注意したい点は、関節内の症状を改善しない限り関節液は再度、大量に発生しはじめる傾向にあるという点です。
関節内に異物が存在していたりすると炎症は慢性的に続きます。
ですから、まずは炎症を抑制させる事を先決に行い、それでも溜まってしまった関節液だけは取り除きながら治療を行っていく事が根本的な治療法法となります。
尚、関節内注射では、
⇒治療法・処置法について
膝に水が溜まる症状は、その発症原因から
●どのような人がかかりやすいのか?
という傾向が明確に現れます。
まず、「変形性膝関節症」「関節リウマチ」 などが原因で関節液に異常が生じて膝の関節液が大量に分泌されているケースでは
●8割以上が女性に発症
●年代は50代以上が大半
●過度の肥満体質
などの傾向が顕著に現れます。
また、半月版の損傷などによって関節内に異物が混入し炎症を発症しているケースでは
⇒発症しやすい年代データ