膝の水を抜くと癖になるのではないか?
という話をよく聞きますが、膝に溜まった水は
●痛みが強い
●膝が曲がりにくい
などの症状が強い場合は、一度抜いてあげる事が大切です。
そもそも関節液が大量に発生している症状になっている時点で、
●関節に何らかの障害が発生している
のは間違いありません。
この関節液は関節液内に何らかの成分が発生する事から大量に分泌されるので、このような状態の場合は
●本来の潤滑液としての成分
から、別の成分に変化しているのが通常です。
⇒膝の水を抜くべきか?
膝に水がたまり、関節の運動制限などが発生している場合は、一時的に
●関節内の水を取り除く
●炎症を抑える為の関節ない注射を打つ
などの処置を行う事が有効な処置となります。
但し、ここで注意したい点は、関節内の症状を改善しない限り関節液は再度、大量に発生しはじめる傾向にあるという点です。
関節内に異物が存在していたりすると炎症は慢性的に続きます。
ですから、まずは炎症を抑制させる事を先決に行い、それでも溜まってしまった関節液だけは取り除きながら治療を行っていく事が根本的な治療法法となります。
尚、関節内注射では、
⇒治療法・処置法について
関節内注射のみならずサプリメントなどで注目を集めている成分に
●ヒアルロン酸
があげられます。
膝に水がたまる際、その膝の内部の水の正体は関節液です。
この関節液の主成分はヒアルロン酸で構成されております。
ですから、この主成分を直接関節内に注射をする事で正常な関節液を確保する事がヒアルロン酸注射の目的と言えます。
しかし、ヒアルロン酸注射は確かに効果は高いものの万能ではありません。
障害が発症しているケースでは関節内に炎症を起こしているケースが大半です。
この炎症を抑えてあげるには、ケースによっては
⇒関節内注射の注意点について
変形性膝関節症などの関節障害は、関節内にある関節液の消耗によりクッションの役割を果たす軟骨が磨り減ってしまう病気です。
そして軟骨が磨り減ることによって骨と骨が直接ぶつかり痛みが激痛が生じるようになります。
以前は、この対策として強力な抗炎症作用と鎮痛の働きをもつステロイド剤が利用されておりました。
しかし、ステロイド剤は効果は絶大ながら、副作用として感染症をおこす事があり、この副作用が課題点とされておりました。
このような経過を辿る中、近年ヒアルロン酸の関節内注射が注目を集めるようになりました。
このヒアルロン酸とは「関節内にある関節液」そのものの主成分です。
加齢と共に減少してしまう関節液を、その主成分であるヒアルロン酸を直接補充する事によって悪化を防止する。
この目的で注目を集めるようになったのです。
しかし、このヒアルロン酸の関節内注射は、股関節に関しての関節注射の場合は保険が適用となりません。
ただし変形性膝関節症や肩関節の他の関節障害の場合は保険適用の対象となります。
これは非常におかしな話です。
尚、最近では、服用タイプのヒアルロン酸も数多く登場しております。
これらサプリメントタイプでもヒアルロン酸の効果は十分期待できます。
尚、サプリメントタイプを選ぶ際のポイントは分量に対する価格、そしてサプリメントの体内への吸収率です。
⇒ヒアルロン酸の効果